喫茶店
喫茶店に行きたいな、と思う。
ここ最近、パソコンを手に入れてからと言うもの渋谷のカフェに行く機会が増えた。
探すときの条件は「WiFiはあるか、電源はあるか、タバコは吸えるか」の3点に注視しつつ、雰囲気の良さそうなお店を探す。
ところで所謂ノマドカフェにおける喫煙に関して、思うところが一つある。
それは、「着席しながら喫煙する必要はあるのか」という点だ。
作業をしながらタバコを吸う、という動作を取ることは経験上あまり無いような気がする。
タバコを吸うのは大抵、作業に一区切りついた時、もしくはどうにも進められなくなって頭を悩ませた時くらいだ。
そもそも、「タバコをくわえながらパソコンを打つ」という動作は、中々難易度が高いものなのだ。
煙が目に入るし、くわえたタバコの先っちょに蓄えられた灰が、キーボードに落ちてしまわないか気が気でなくなる。
作業効率としても、タバコを吸いながら打ち込む内容はどうにも詰めが甘いことが多く、打ち込んで即座に消してしまうことが多いため、あまりよろしくない。
つまり、カフェと喫煙の関係性において、喫煙場所は別に座席でなくとも良いのだ。
喫煙所さえ設けられていれば、作業の合間、気分転換に席を立って一服することが出来る。
脱線してしまった。
僕が今行きたいなと思う喫茶店は、上記のような作業場としてのノマド系カフェではなく、古きよき喫茶店だ。
レコードプレイヤーが据えられたカウンターに、コーヒーは一杯一杯がハンドドリップによって抽出され、メニューの中にナポリタンがいる。
そんな喫茶店で、コーヒーを飲みつつ一服したいなと思う。
本を読むのも良いだろう。
ここで本題なのだけれど、「喫茶店」と「カフェ」の違いについて、皆さんご存知だろうか。
飲食店を開業するにあたって「営業許可」というものを取らなければならないのだが、これが実は何種類かある。
深夜の営業許可を除いて、大きく以下の2種類だ。
「喫茶店営業許可」と「飲食店営業許可」の2種類。
どう違うかといえば、おおまかに「喫茶店営業許可」では、お酒や手のこんだ料理を販売することが出来ない。
その代わり、設備面で飲食店営業許可よりも簡単に取れる、というものだ。
では、我々は喫茶店でナポリタンを食することが出来ないではないか、と思うがそうでもない。
つまり、屋号(店名)として「喫茶店」を名乗っても、営業許可は「飲食店」の区分で取っておけば何ら問題ないわけだ。
世の中分かりにくいものである。
ところで今回のブログに相も変わらずオチなどなく、かつ無駄に教科書めいた内容になってしまったのは、貴重な昼休みにカフェでタバコをくわえながらパソコンに向かっているせいだろうか。
ああ、今すぐにでもこれを全て消してしまいたい。