gin and tonic

僕はバーに行くのがかなり好きだ。 所謂、ショットバーと呼ばれるタイプのバーに。 その昔、流行りたてのバーのスタイルはボトルで購入してそこから飲むものが殆どだった。 しかしある時、一杯ずつ注文することの出来るバーが段々増えてくる。 「1shot(=一杯…

早稲田

知ってる人はいるだろうか。 あれは確か、僕が大学3年生の時の事。 当時通っていた理工学部のキャンパスで、ちょっとした事件が起きた。 「女子トイレのトイレットペーパー入れのところに、隠しカメラがある。」というツイートが、写真と共に僕のタイムライ…

喫煙

このブログ、基本的に女性とお酒のことしか書いていない気がする。 ならば今日書くのはタバコについてだ。 酒、女、と来たら、タバコしかないだろう。 ある日旅行中に、喫煙所で友達から突然 「原くんって何でタバコ吸うの?」 と聞かれた。 清水くんという…

真偽

一番古い記憶の話をしよう。 あれは確か小学校1年生の時。目の前に、ブランコに座って泣く女の子がいた。 普段からよく僕の一言が原因で泣いていた女の子。先生はいつも、何も聞かずに僕の頭にげんこつを降らせて、「××が謝りなさい。」と目を釣り上げていた…

怪我

身体がほんの少しだけ、宙に浮かぶ。 自分が打てる数少ないコースのうち、相手コートの、対角線に向けて思い切りボールを打ち込む。 そして、着地の瞬間、足首に激痛が走り、驚きと共に、僕はコートに倒れた。 大学生活のうち3年間、僕はサークルでバレーボ…

恋する

席替えが終わり、隣に座っているみほちゃんに「お前かよ!」とつっけんどんな態度を取り、あからさまに机を離す。 向こうも向こうで「なんだ原かあ」などと言いつつ机を離している。 そうして僕は隣を気にしつつ、前後にいる男友達に話しかける。 みほちゃん…

色の話

僕には生まれてから一緒にいる、同い年の幼馴染が二人、いる。 一人は女の子。 幼い男の子なんて簡単なもので、僕は幼稚園に通っている頃、その子のことが好きだった(らしい)。 お母さんに「僕、大きくなったら〇〇ちゃんと結婚するんだよね?」と聞いていた…

発信者はワ・タ・シ

巷で最近、「カメラを止めるな!」という映画が流行っているらしい。 まあ僕が今滞在している山奥には、映画館なんてハイカラなものは存在しないため、お目にかかるのは少なくとも東京に帰ってからになりそうだけれど。 結構評判が良いので、是非とも観てみ…

初めての終わり

どんなアイドルにも、終わりは必ず訪れる。 僕にとって、初めてのその日は、突然訪れた。 秋葉原ディアステージで行われた千影みみさんの2周年イベントの時のことだ。 その時もちょうど、「何で推しているのかわからない」時期に突入したままイベント当日を…

このステージは…

僕の人生最初の推しメンの推し色は、紫色だった。 そして、僕が初めて推した地下アイドルの推し色も、浅葱を添えた紫色だった。 紫色には不思議な縁がある。 今の推しメンの推し色も紫色だし、そう言えばあの子が初めて出してきたカクテルの色も、紫色だった…

台風

「何でキスしてくれないの?」 ある日僕は、路地裏で追い詰められていた。 目の前には怒ったフランス人の女の子がいる。 どうしようかと困惑していた。 とにかく僕は、キスをしたくなかったのである。 もちろんのこと、これは恋愛小説ではない。 欧米人には…

金色の異端児

僕が最上もがさんを知ったのは、今から3年と少し前。 雑誌の表紙や、SNSでちらほらと画像を見て、何か強烈に、惹かれるものを感じた。 そしてそのまま、当時お世話になっていた美容師さんの元に行き、 「最上もがさんにしてください」 と一言、告げた。 いつ…

脳みそ

イノシシの脳みそを食べた。 ノミとトンカチによってこじ開けられた頭蓋から出てきたそれは、表面がうっすら黒く、中は真っ白だった。 匂いを嗅いでみると、焼いた魚の白身のような、ふっくらとした香りがする。 口に運んでみる。 食感も味も、白子に近い。 …

おデコ

ある夜、僕は友達と2人でとあるバーのカウンター席に座っていた。 「ずっと聞きたかったことがあるんだけどさ。」 「何?」 「ばばちゃんにとっての"イケてる"って何なの?」 「うーん…。」 彼は、「お腹が空いた」と言って頼んだオリーブを口に一粒放って、…

ものおじ

今日で京都に来て一週間が経った。 景色は毎日変わらず緑色で、日中はうだるように暑く、日が落ちた後は嘘のように涼しい。 日が出てる間は概ね勤務先の旅館にいるため、そこまで暑さが気にならないが、今日みたいに早く終わってしまった日は、寮の近くの喫…

追跡

僕は今、20代最後のバカンスと称して京都府は南丹市、美山町に来ている。 見渡す限り山、川、田んぼ、畑、その中にぽつぽつと立っている家々。 とにかくすさまじく田舎で、コンビニまで車で30分以上かかるらしい。 早々に文明との癒着を諦めた僕だったが、何…

ケール

今日はオタクの先輩(友人?)とお酒を飲みに行ってきた。 ちょうどほろ酔いのまま家に到着したところだ。 訪れたお店は、野菜を売りにしたお店だった。 なるほど、昨年まで約二年間野菜を売っていた僕は内心ワクワクしていた。 驚いた。 野菜がどれも美味しく…

将来の夢

僕ね、実は将来の夢、「主夫になること」なんです。 毎日奥さんの帰りを待ちながら洗濯して掃除して、「夕飯何作ろっかな」って考えるの素敵じゃないですか? 夫婦生活も毎日顔を合わせていればそりゃマンネリ化するわけで、そうならないように「今日はちょ…

大切なお知らせ

今日は、悲しいお知らせがある。 それは、「残念ながら、君に才能なんてものはない。」と言う事だ。 社会とのギャップを感じている人、自分についてこれない周りに怒りを覚える人、小さな成功体験をその学生時代に積み重ねた人、様々だろう。 残念ながら、そ…

硬派

ある春先の出来事、大学生だった僕は、二日間に渡って開催される理工学部のスポーツ大会に、例年通りサークル員全員で遊びに行っていた。 一日目は参加者全員、翌日二日目の大会本番に向けて大学の施設に泊まる。 新入生が初めてお酒に触れる場としては絶好…

趣味

たまには昔の彼女の話でもしてみようかと思う。 当時僕には、周りに隠して付き合っている彼女がいた。 多分、当時それを知っている人は、5人もいなかったはずだ。 可愛い子だった。 ちっちゃくて、ふわふわな見た目をしていた。 「楽しい」を見つけるのがと…

理由

「はらくんて、女の子みたいな話し方をするよね」 と、昔働いていたカフェの店長に、深夜の野方ホープで言われたことがある。 ラーメンを啜るそいつは、身長は175cmくらいあるのに体重が40kgくらいしか無くて、中性的な顔立ちをしていた。 恐ろしく頭の良い…

突然だが、僕のFacebookの言語は「関西弁」に設定されている。 「いいね」は「ええやん」になっているし、「コメントする」は「ツッコミ」、「シェア」は「わけわけ」だ。 通知ももちろん関西弁なので、「○○さんが✕✕をわけわけしたで!」という具合に来るわ…

昨夜スーツ屋から引き取り、「掛けておく時間の方が長いと思うので」と言う店員さんに半ば押し負ける形で購入したハンガーにわざわざ掛け直した礼服に袖を通した僕はふと気付いた。 一緒に買った黒の靴下が無い。 珍しく仕事の前に、財布も携帯もイヤフォン…